Sounds of silenceというSimon & Garfukelの曲が好きでした。
年に何度か、無性に聞きたくなる曲です。
初めから最後まで、ずっとはハモっています。
映画「Graduate 」邦題「卒業」のエンディングで使われて、
大ヒットしたんだと思います。
僕らの生まれる前のことなので、リアルタイムは知らないのですが。
映画史に残る名場面?!
確かビデオ借りてきて見たはずなんですが、
全く内容を覚えていない!
でも、このエンディングを見ると、色々なことが思い浮かびます。
これは決してハッピーエンドではないんだと。
揺れるバスの後部座席に並んで座って、
別にハッピーではないこの曲が流れて、
2人は喜んでキスと抱擁をする訳でもなく、
それぞれに笑ったと思えば俯いて、様々な表情が入り混じり、
それでもずっと前を見続けて、
バスの乗客全員に怪訝そうに白い目で見られて、
上下に激しく揺れるバスが 遠ざかっていく。
エスタブリッシュメントとコンサバティブから自ら逸脱して、
自分たちはこの先生きていくんだ、と決めたのだけど、
この先、そんないいことばかりでは無いよ、
うまくいくことばかりじゃないよ、
と、何かを暗示しているような。
ドラムとエレキギターの入ったこのバージョンが一番好きです。
あまり深い意味は無い、と書いた本人も言ったとか言っていないとか。
昨年、James Blakeさんが、急遽この曲をカヴァーして発表しました。
それを何度も繰り返し聞いてたら、いろんなことが思い浮かんだのです。
それで、「Sounds of silence」 を
勝手にに解釈して、グラフィックを作ろう、と。
Tシャツを作ろう、と。
コレはあの人に頼むしかない!と思い、
メールしてから数カ月。
すっかり冬になってしまいましたが、少し形が見えてきました。
おもろいです。良いです。
春には何かプロダクトに落とし込んで、形にしたいと思っています。
お楽しみに。